波紋

　こういうことを書くと、
　「自分の結果が良かったから、そんな風に冷静に言えるのよ。」
　という、ポチの反撥が予想されるので、何度も「そうなのか？」と自問したし、「黙って聞いてあげ続けるべきか？」とも考えたよ。

　でも、考えた結果、秘密にてポチの心に小石を投げてみます。
　この小石が、ポチの心の中にどのような波紋を広げるのか、わからないけれど・・・、とにかく投げてみます。

　自分を責めてもしようがないよ。
　持って行き場のない気持ちがあるなら、もっとストレートにぼくに投げつければいいよ。
　涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら・・・
　ぼくの胸に顔を埋めて。

　独りぼっちで自分を呪うのはよくないよ。
　ぼくにも責任があるから、ぼくにも呪いをぶつけるがいいよ。


　お釈迦様のように、迷いから救う糸は持っていないけど、
　一緒に血の池でのた打ち回ることはできると思うから。