結局のところ、所詮は「蟷螂の斧」か・・・、無謀な抵抗なのか・・・
 ふと、そう思うことがある。

 いろいろなことでそう思うことがある。

 ポチとのこともそうだ。
 ぼくがポチをいくら愛そうが、いくら大切に想おうが、
 それは、空しい抵抗なのかもしれない。
 ポチを幸せな気分にできることなんてないのかもしれない。

 ただ、ぼくは「蟷螂の斧」という言葉が嫌いではない。
 たとえ無謀な抵抗だと周囲から思われようが、客観的にもそうであろうが、
 小さな斧を、宙に向かって振りかかること、
 そういうことが嫌いではない。
 否、そうすることが大切だとも思う。

 結果的に、失敗に終わろうが、
 ともかく小さな斧を振りかざすこと。
 そういうことが嫌いではない。

 
 嫌いではないが・・・、少し哀しいよね。

 死にたくなるポチ。
 
 それは哀しいことだよね、僕にもポチにも。
 

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