6月22日の日記

「好きだよ。」「愛してるよ。」
この二つの言葉だけでは不安になって
何を知りたいと言えば全てを知りたくて
今のままでは不安すぎて
試すわけではないけど
自ら手を放してどこかへ逃げてしまいそうになる。
でもそれをすると決して元へは戻れないので
どんなに苦しくても
絶対に手を放してはいけないとわかっている。
瞬間瞬間が全てなんだ。
一度失ってしまったときはもう二度と戻ってこない。

少し前、いつでも近くにいるとき
どんなときでもご主人さまは細かくメールをくれたし何より表情を確認出来た。私がメールの返事が出来ないときよく怒られたっけ・・・。
同じ職場でつかの間一緒に働いたときは頻回に抱きしめ合ったり
キスを繰り返した。

今はどちらもなくて
逢う時間も短くて
交わす言葉も共通項がないから
愛を確認する言葉だけ。
たまに目を凝らさないと輪郭はぼやけ
何処を見ていいのかわからなくなる。
こうやって消えていってしまうのなら
自分から去った方がいいのかもと言う考えがかすめては
それをしたら一生苦悩を背負うことがわかっているので
絶対してはならないと自分を戒める。

誰からも引き留めてもらえないなら
自分ですがりついていくしかないんだ。

そんな想いを繰り返す。

ご主人さまは誰が一番好きとは
決して言わないだろう。
みんな一番愛してるんだといって・・・

わかっているのだけど。

今日も
一時間と少し、会いに来てくださった。
睡眠時間を割いて。
本当に嬉しかった。

でも今日のポチは風邪をひいて声が出なくて
上手く会話も出来なかった。

怖くて堪らない。
明るい場所に向かって歩いているのかそうでないのか
それすらわからない。

遠くに光るのは過去か未来か。
求めれば遠ざかっていくあの光景。

怖くて堪らない。

以前はもっとちゃんとしていたし小さいけれど殻もあって自分を守れたのに
その殻はご主人さまに壊されてしまって
今のポチは無防備で
何にでも容易に傷つくんだ。

どうすれば安心出来て幸せになれるのかわからない。

さみしいよ。

怖いよ。

たすけて・・・。

ごめんなさい。
話すときは上手く出来ても
文章を書くときは
明るくなれない。
上手く話して説明の付かないことを
文章にして表現する。

かわいげがないって思っていない？
暗い気持にさせてポチ失格だって
思っていない？

そう思われているのでは・・・とまた不安になる。