ポチが自分を責める。
馬鹿、馬鹿、と。
そういう状況にポチを陥れたのは間違いなくぼくだ。
そう、馬鹿さ・・・なら、ぼくだって負けやしないよ。

ポチは、きちんと計画通りにいかないと嫌だもんね。
ぼくは、ポチの計画をことごとくぶち壊しているよね。

ウソをつくのが嫌だと言ったよね、ポチ。
ウソをつかせてごめんね。
きっと罪悪感でいっぱいなんだよね。
ぼくは、最悪なことばかりしているよね。


ごめんね・・・


結局のところ、ぼくと出逢ってから今まで、
心から幸せだと思うような状態に、ポチはなったことないよね。
いつも哀しくて、淋しくて。

ポチにたくさん愛情を注げば、ポチが幸せを感じられるんじゃないか、
そんな幻想をひとりで抱いたんだね。

ぼくは無力で馬鹿だから、
臆病で冷酷だから、

これからも、
ポチに逢いに行き、
ポチが美味しそうに食べる姿を眺め、
ポチを抱きしめる、
そんなことぐらいしか、できやしない。

笑わせるくらい馬鹿だよね・・・

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