夕張市の財政再建

財政破綻した夕張市の記事を、最近ネットでつぶさに見ている。
いつも思うのだが、
今の世の中、予算がないとどんな政策さえも実現できない。
どこぞのバカ国会議員が
「教育と医療と福祉は、お金がなくてもやらなくてはいけないんです。」
とのたまっていたが、
お金がなくて、どう実現するのか。
本当におかしいことを言う人がいる。

翻って、夕張市。
7つある小学校と4つある中学校を、各1校ずつにするそうだ。
夕張市がどのくらいの広さを持っているのか、知らないが、
「7つある小学校」というくらいだから、相当に広いのだろう。
長距離を歩かされることになる児童が不憫である。
また、市内で唯一の老人ホームも閉鎖になるそうだ。
行き場のないご老人もいるだろうに。
病院も「診療所」に格下げになるそうだ。
つまり、病床数20未満。

こうやって、
「教育と医療と福祉」にどぶのようにお金を注ぎ込んで、
結局「教育と医療と福祉」が実現できなくなるのだ。
某A新聞には、「観光に力を入れすぎて・・・」とかあるが、市の支出を見ると「教育と医療と福祉」の赤字が財政を破綻させたのは明らかだ。
「教育と医療と福祉」が大好きな某A新聞の捏造には、今さら驚きもしないが。

何もこのことは、夕張市だけのことではない。
全国の99％の市町村が、不健全財政だ。
というより、日本自体が財政破綻ギリギリだ。

どうして、日本国民は、こんなに危機感がないんだろう。
一度、国家予算をじっくり検討して欲しい。
今より、30％は確実に「教育と医療と福祉」にかかる費用を減らさないと、やばいのだが。
「教育と医療と福祉」がとても大事だからこそ、「教育と医療と福祉」を永続的に運営していくための予算削減が必要なのに。
いま、「教育と医療と福祉」に、どれだけの予算が注ぎ込まれているのか、知っているのだろうか。

それにしても、夕張市の子どもたちはたいへんだ。
大人たちは、自業自得だが、子どもたちには何の罪もない。