いわゆる「国際連合」の正式名称は、「United Nations」。
(もっとも、国際連合における公用語は、英語、ロシア語、フランス語、中国語、アラビア語、スペイン語の6ヶ国語なので、正式名称は、この英語表記のほかに5ヶ国語あるのであるが。)
どこにも、「国際(international)」なんてついていない。

じゃあ、「United Nations」を日本語に訳すとどうなるのか?
もちろん、「連合国」である。
そもそも、国際連合(United Nations)は、第二次世界対戦のいわゆる枢軸国を敵国とする国が集まってできた連合国(United Nations)が作った国際機関である。
だから、国際連合(United Nations)の基本法である国連憲章は、対戦中に出来上がっている。いわゆる敵国条項が含まれているのは、そのせいである。

日本政府にとって、国際連合が「United Nations(連合国)」であることは、気分がいいことでないことは確かであるが、だからといって、それを隠すような振る舞いはどうかと思うのだが。
事実は事実として、きちんと表記して欲しいと思う。

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