久しぶりのデートだったが、ポチ自身はあまり気が乗らない様子だった。
最近、逢ってもあまり喜んでもらえない。
そうだね・・・
笑顔は美味しいものを食べているときかな〜

まあ、たとえ、それがケーキやパスタのおかげであっても、
ポチの笑顔はやっぱり嬉しい。

今日は、お部屋でデート。
コンビニで、なにか美味しいものでも買ってくるんだった。
ポチにもそう言われた。
そうするつもりだったのに、ぼくが忘れた。

その気があまりないポチと肌を合わせる。
途中、ポチが嫌がったら止めるつもりだったけど、
ポチが感じ出したのでそのまま続行。

ぼくはポチの肌が大好きだ。
どうしてこんなに気持ちがいいんだろう。
吸い付いてくるような肌。
喘いでいる顔も大好きだ。
その瞬間だけが、ポチはぼくのもの。

セックスでは十分に感じてもらったみたいだけど、
ポチの心からの笑顔は見られなかった。
セックスでごまかすつもりはないけれど、
結局、そういうことなのかもしれない。

なんだかこういうの、嫌だ。
身体だけの関係・・・

まあ、大人同士の割り切った関係でいいのかもしれないが。
なぜか空しい。
こんな風じゃなかったのに・・・

結局のところ、無力なんだと思う。

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